日本成人矯正歯科学会の秋季セミナーに行ってまいりました。(2018年11月29日)

ちょっと前になりますが、11/29(木) 夜はセミナーに参加してまいりました。
舌側矯正がとても上手なお二人の先生の講演会です。

当院でも舌側矯正(歯の内側の矯正)は対応しております。
表側の方が正直なところ、得意ですけれど。

はじめに舌側矯正を始めたのは 日本人 藤田欣也先生です。
藤田先生の講習会の修了証は、院内に掲示しています。
私が受講した時にはかなりご高齢になられていて、「もうやめようかなと思ったら、後輩の君と ○○先生(某大学の矯正科の教授!)が申し込んだからこれはやらなきゃ、と思ってね」
とおっしゃっていたのを覚えています。
藤田先生は医科歯科にも在籍したことがあったとは、その時知りましたが。

表側での矯正とは力学的に異なるところがあるから、いくつか気をつけないと、思わぬ反作用が生じてしまうのが舌側での難しいところで

今回の講演会は実習こそありませんでしたが
そこをわかりやすく整理していただき
また、貴重な症例写真やその治療経過についてのお話もあり、とてもありがたいことでした。

また先生が独自に工夫されていること、気をつけるべきポイントも提示していただけました。
メモが間に合わなくてくちゃくちゃになりましたが、あとで整理して活用しようと思います。

なんでメモが間に合わなくなるかというと
講演を聞きながら
あ、ここはあの患者さんに使える
そうか、ここでつまずいたか
などと現在治療中あるいは治療が終わったり、これから治療ステージが進む患者さんのことが思い出され
じゃあこうするか!
などと考えたりメモを取っていると
とても間に合わなくなるから(苦笑)
おまけに
睡魔も襲ってきます(笑)

正直楽ではありませんが
すぐ役には立たないけれど
のちに応用したい知識や技術が獲得できますし、同業者と情報交換もできるし、負けていられない!とネジも巻けるので私にとっては大切なことなのです。

しかし帰路は寒かった。9時を回っていましたから。
クリスマスのイルミネーションに紅葉に
もうすっかり冬なんですね。
皆様も風邪に気をつけて!