先日参加した先進医療矯正学会で医局の先輩に再開し
ご紹介いただいた(紹介でしか入れない!)勉強会グループのご縁で
矯正のツールとして注目の集まる、i-stationメカニクス開発者
斉宮先生の講演会に参加することができました。
神宮前で開業されている斉宮先生は
テンポラリーアンカレッジシステム(矯正用インプラントのことです)で
試行錯誤を繰り返され
合理的な力系で三次元的に歯の移動をコントロールできる
istationを開発されたとのことでした。
その途中での貴重な症例写真
最近の症例
拝見・拝聴してとても有意義でした。
先日の先進矯正での講演で示されたのは
なんだか人間業とは思えない難しい動きをコントロールされたものでしたが
今回は
こういう模索の過程を見せてもらえて、
自分が同じ問題に遭遇したときにどうすればいいのか
ヒントをいただけた! と同時に
経験から学ぶ過程を少し飛ばして
先人の模索を学んで良い方法を知っておけば
担当する患者さんではもっとショートカットで進める、
という性質のものでした。
と同時に驚いたのは
各方面から駆けつけた先生方の顔ぶれ
今年度の成人矯正歯科学会の大会長の山田先生にはエレベーター前で遭遇し
挨拶もそこそこに
一緒に階段登り(エレベーター点検中・・)
会場を見回せばMFTで名高い高橋先生、他にも著名な先生方が大勢いらっしゃり
勉強家ぶりに頭がさがる思いでした。
本当は懇親会も参加したかったけど
非常勤講師を務める衛生士学校の講義がすぐにあったので・・。
幸い勉強会があった四谷三丁目と衛生士学校はバスで一本
バス車内でぼんやりする間も無く
担当者に講義スライドデータを渡し、講師室で一息ついて
すぐに講義へ
都内在住はこういうときには本当に助かります。
医師偏在が問題視されていますが、
地方に住んでいたら、勉強会と仕事を1日に詰め込むことは難しく
若手の先生の焦燥感も理解できます。
そして
若手を過ぎても、学ぶことをやめたらいけないな、とも思います。
ここのところ
年齢を重ねての容色の衰えが悲しかった(まあ、老けたってことですね)
ですが、生き生きとした先生方をみて
背筋が伸びる気持ちになったのも
勉強会に参加しての、良い意義だったと思います。