東京矯正歯科学会 学術大会に参加してまいりました

7/12は午前中にお休みをいただき、学会で勉強してまいりました。

東京都近郊の矯正医が集まる東京矯正歯科学会では、年に一回7月頃に学術大会が開かれます。
行ける時はできるだけ参加してきたのですが、今年は医院を開いたばかりだし、休診にするのもなあ、と迷いました。しかし情報はどんどん仕入れておかないと!と思い、午前休診という折衷策をとりました。

医局の先輩の発表は、交通事故で折れた下顎骨が間違ったくっつき方をして治って、噛み合わせがおかしくなってしまった患者さんの治療に関するもの。間違ってくっついたところを、再度離断してきちんとした形に直し、噛み合わせも整えたところ、体の他の機能の回復に繋がったことが示唆された、という内容でした。

命に関わる事故では生命を永らえることが第一義になるため、他の部分の治療がおろそかになることがよくあります。命は守れたけどうまく食べられない、顔も大きく変わってしまった、という状況での患者さんの心情は察するにあまりあるもので、そこからの回復に貢献できるなんて!と嬉しいような誇らしいような気持ちになりました。

他にも興味深い発表がいくつかあり、メモしながら「なんだ、今日休診にしておけば良かった!」と思いました。
午後の耳鼻科の先生による講演が全部聞けず、後ろ髪を引かれる思いだったので。
その先生の著作を読んで、フォローしようと思います。

写真はお昼に撮ったもの。
有楽町のマリオンで毎年行われる学会なので、昼はいつもビルの下の階でそそくさと頂きます。
勉強してきたことは、また臨床に活かすことができそうです。