日本矯正歯科学会学術大会への参加(2018年11月1日)

先日、日本矯正歯科学会学術大会に参加して参りました。

秋は学会シーズンです。所属する日本矯正歯科学会の学術大会は毎年秋、10~11月に3日間の日程で開催されます。今年は横浜みなとみらい駅から近い、パシフィコ横浜が会場でした。

学会では高名な先生の講演、研究の発表、学術・症例の展示が行われていて、プログラムをチェックしながら聴きたい講演の時間には講演会場に行き…

合間に展示を見て、企業ブースでは新しい機材の説明を聞き…

医院でデモをしてもらえそうならばその依頼をしてみたり…

治療器具を手にとって試し、不足した材料の注文をしたり (学会セールという値引きがあるので大事なお買い物チャンスです)…

使用感について企業の人にお話ししたり(ここを直して!という要求が何年後かに実現されたりします)…

歯科専門の本屋さんも本を並べているので手にとって見てその場で注文したり(今回はその出費が大きかった!)…

知人と会うと話をして情報交換したり…

なんだか忙しいので、まだ経験が浅いうちは昼ご飯を食べずに夕方になっていることもしばしばでしたが、最近はしっかり戴いています。

私はあまり社交的ではないので、お昼は結構「孤食」です。

寂しいやつだなあ、と思っていたら、知っている先生(去年は一緒にお酒飲んだのに!)が一人ごはんしていたりして。

若手の方は皆さん集団行動しているのですが、年数が経つと、結構単独行動です。目的は交流だけじゃないからね〜

2020年のオリンピックイヤーには、矯正も国際学会を横浜で開催するようです。

参加証を入れる名札ケース、今年はバッジつきの特別仕様でした。

医院が不定休でご迷惑をおかけしております。

秋はこの他に、秋季セミナーが2件(夕方開催なので、早終わりになります)できたら参加したいなと思っている舌側矯正の学術大会もあります。

新しい技術が最高とは限らないけれど、自分だけでは気づかないこと、仕入れておきたい知識も多く、勉強会にはできるだけ参加して、そこで得たいろいろな知見を患者さんに還元したいと考えております。

ちょっと印象的だったのは、
「すぐに役に立つ新しいことではなく、古いことを学びなさい」
という、大家の先生のお言葉。

確かに新しい知見の降り注ぐ中で埋もれてしまったことの中に、とても大切なことがあったりします。

なので絶版になった数十年前の教科書を買い求めていた時期もありました。

ネットオークションに出ることがあります。

学べば学ぶほど自分の無知を知るというのは本当ですね。

せっかくおしゃれな横浜に行ったのに、らしい写真はこれだけでした(苦笑)